打感の進化=シアターブレードの進化
単一素材の軟鉄鍛造アイアンにおいて打感をやわらかく仕上げるためには、打点エリアの肉厚化が開発テーマとなります。
シアターブレード構造の大きなメリットは機能(重心性能)を変化させずに意図した箇所へと肉厚を自在に変化させていけること。トゥヒールへのシアター(曲面)部エリアを小さくさせ、打点に近いソールへの曲面部のボリュームアップに肉厚を費やしました。
もう一つ、とくに「TB-5 FORGED」として大切なのはベテランプレーヤーの美学に応えるデザイン性であること。よりマッスルバックに近い感覚の“鉄感”や“厚み感”をデザインのテーマとして開発しています。
シアターブレードからソールへの曲面部の境になるトゥヒール両サイドのグルーブは、デザイン性を利用した余剰重量の獲得を目的としていますが、鍛造製法としては難易度の高いデザインでもあります。
“クラブは美しくなければならない”。フォーティーンが創業から守り続けるポリシーと機能を兼備するのが「TB-5 FORGED」です。